第1号:可愛い靴を、諦めないでほしかった。
このお便りは、2026年6月19日 10時20分ごろ、3497 様にお届けしました。
会員の皆様、平素は株式会社靴飾りの活動をお見守りくださいまして、まことにありがとうございます。2024年の春に特許庁で意匠登録を試み、2025年の夏に登録が認められ、そこから飾り、アタッチメントの試作をしながら、クラウドファンディングの段取り。そして法人化をすすめ、ことし3月に株式会社として登記されました。長らくお待たせいたしました。
私たち「株式会社靴飾り」が始まった経緯と、意匠登録によって実現する知財戦略、そしてリボンやクリスタル、レースや水引などのバリエーションについては、公式ホームページ( kutsukazari.jp )にてご覧いただいているかと存じますが、このお便りでは改めて、私たちが靴飾りを手がけることになった動機を会員の皆様にお伝えしたいと思います。よろしくお願いいたします。
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この世の中には、たくさんの靴が流通しております。きっと会員の皆様のお家にもたくさんのお靴があって、とき、ところに合わせてお選びになっていることでしょう。しかし洋服などと異なりまして、お靴というのはサイズの問題があって、見た目が素敵でもお足に合わず諦められることが多いはずです。当初、私たちは素敵なお靴をさまざまなサイズ…それは前後だけでなく左右にも選択肢を広げようとした次第です。
しかし既製品のお靴は大量生産を前提としており、オーダーメイドは工程が多くございます。たとえ実現しても、何万円、何十万円もしたら文字通り手が届かなくなってしまいます。そこで私たちは、すでに会員の皆様がお迎えになっている「履きやすいお靴」を飾る、という発想をいたしました。このとき重要なのがアタッチメントの形状と素材で、最終的には「錫(すず)」という金属を曲げ、お靴とお足の形状に合わせる、という仕様にいたしました。
ただそのアプローチは、やり方さえ知ってしまえば誰にでも再現できます。お靴に悩まれる方が一人でも多く救われるのであれば、それはそれで嬉しゅうございますが、市場に似たようなものが溢れたとき必ず競争が生じます。その結果として、使い勝手のよくないものが流通することは想像に難くありません。私たちは、手元に利益を残すためではなく、靴飾りをお使いになる方の満足を保つため権利を押さえました。
ホームページでは、敢えてぼかした表現をしておりますが、私たち株式会社靴飾りが登録できた意匠(デザイン)とは、アタッチメントが靴の内側から、靴の外側に向かって曲がるとき必ず生じる「∩」のような形状でして、錫のような柔らかい素材を用いるとき必ず生じます。この部分を意匠登録することによって、事実上、特許に近い効力があると評されております。
余談ではございますが、大文字の「U」を逆さまにした「∩」はキャップと読みまして、数学の集合論において、複数の集合が重なる部分を表します。靴飾りの「共通部品」に相応しい記号でございますね。
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さて、2025年の夏に「株式会社靴飾り」のホームページを拵え、できる限りの試作をしながら、これまで長きにわたってお待たせすることになった背景には、アメリカ、EU、英国、中国などの国際登録のほか、商標の申請もございました。くわえて靴飾りをたくさんお作りして、長くお使いいただくために適した組織、素材、製法の検討にお時間を頂戴していた次第です。
アタッチメントに錫を用いることは、わりと早い段階で固まっておりましたが、ステンレスやアルミなどと比べて、これを扱ったことのある職人さん、商社さんは希少です。ましてや、これをファッション、アパレルの分野に応用したという例は少なく、あったとしても指輪や耳飾り、お皿などで、形状を容易に変えられる特性を活かした事例はなかったようです。
厚みと幅は、ミリ以下の単位で調整して強度と扱いやすさを実現しております。この最適解を導くために、何度も試作をいたしました。またこれを仕上げるにあたって用いる機材も、記憶にある限り5〜6種類ほど試しました。さらに塗料の選定もして、ようやくこの春から夏にかけて完成形が見えてまいりました。これは私たちの手柄ではなく、協力くださる業者さんのお力添えあってのこと…長くよいご縁を続けたいと存じます。
以上のことから、昨年秋から打ち合わせていたクラウドファンディングの CAMPFIRE さんにて予告しておりますプロジェクトの実施が見えてまいりました。当初はクーポン、チケットの提供に留める案もございましたが、せっかくご縁をいただけるのであれば製品としての「靴飾り」をお届けしたい、というのが私たちの切なる願いでございました。
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「靴飾り」は、お足の悩みをお持ちの方のために作ります。もし不自由なさっていなくても、シンプルなお靴に「靴飾り」を付け替えることによって装いを楽しんでいただけたら何よりのことです。私たち株式会社靴飾りは、あくまで会員の皆様にお納めすることを第一の目標としておりますが、実はかねてから「靴飾り」によって叶えられる展望を思い描いておりました。気の早い話ですが、余談として読み進めてくださいませ。
まず「靴飾り」のアタッチメントは、本当にたくさんのお靴にお使いいただけます。私たちがリボンやクリスタルでお品をご用意する流れのほかに、世にあるファッションブランドさんとの協業も可能です。前述のとおりアタッチメントの形状によって独占的な市場を持っておりますので、ライセンスの貸与や、アタッチメントのみの提供にも可能性があると考えます。
その対象は、陶器メーカーのノリタケさんなどに見られるコラボレーション展開や、会員の皆様もご存知、国内外のテーマパークのオフィシャルグッズなども視野に入れております。それから早期に取り組みたいのは、医療の分野…お怪我やご病気によって、お履き物の選択肢が少なくなった方々の装いに選択肢を増やせたら、この上なく光栄に存じます。
あらゆる世代、あらゆる性自認をなさる方々に「靴飾り」が役立てば幸いです。繰り返しますが、まずはいまご支援をくださっている会員の皆様のお手元にお届けしてからのことではございますが、これまでファッションアイテムとして認知されていた「靴飾り」を、安定して、安心して、信頼してお使いいただけるようにするのが私たちの使命と考えております。そのとき驚きをもって喜ばれるよう努めます。
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可愛い靴を、諦めないでほしかった。あくまで「目的」は会員の皆様の心が躍ることで、最初から可愛いお靴をお迎えするのは「手段」でございます。私たち株式会社靴飾りは、特許庁に認められたアタッチメントで「靴飾り」をご用意するほか、さまざまな素材、さまざまなお色目で「靴ひも」を手配し、さらにおそろいの「耳飾り」や「指飾り」、そして「お洋服」などにも挑戦してまいります。
この事業のバックグラウンドにございます「執事の館・実行委員会」は、多くのお嬢様、旦那様のお力添えあって10年以上の月日を重ねて「名古屋の本宅」を実現し、今も更新を続けております。完璧を目指しておりますが、至らないこともあって、それは「株式会社靴飾り」にも申せます。何もないところから始めることに、一抹の心細さはございますが、会員の皆様の存在が励みになります。ありがとうございます。
今後、私たち株式会社靴飾りは、週に1度のペースで、金曜日の夜にお便りを差し上げます。申し遅れましたが、この第1号は松原(まつばら)が担当いたしました。今後は新瑞橋(あらたまばし)、白鳥(しろとり)、一色(いっしき)などが持ち回り、その週の進捗をご報告いたしますので、引き続き温かくお見守りくださいませ。(ここまで長い文章は松原くらいですのでご容赦ください…。)
改めまして会員の皆様のご厚意に感謝いたします。本当にありがとうございます。この世にないものをつくり、密かにお困りでいらっしゃった方々のお役に立てますように、株式会社靴飾りの従業員(使用人)一同、尽力いたします。お気づきのこと、お困りのこと、思いつかれたこと(で伝えても差し支えないもの)、ぜひご返信をくださいませ。今後とも何卒、よろしくお願い申し上げます。
株式会社靴飾り
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私たち株式会社靴飾りは、おおむね金曜日の19時20分頃(いいお靴の時間)にお便りを差し上げます。お気づきのこと、お困りのことなどあれば、このメールにお返事をいただけましたら、丁寧に拝読します。
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